お知らせ
2020/08/17[お知らせ]
沖縄タイムスや琉球新報に「西之島の火山が沖縄で観測された高濃度PM2.5に及ぼす影響の検討」に関する記事が掲載されました。
大気環境科学研究室では、琉球大学および名古屋大学と共同で、沖縄の琉球大学でエアロゾル粒子の粒径分布(大きさの分布)などの連続観測を実施しています。沖縄では、8/5に東京都・小笠原諸島の西之島の火山の影響を受けた空気塊が到達したと推測され、高濃度のPM2.5(直径2.5ミクロン以下の微小粒子状物質)が観測されました。しかし、火山灰のうち粒径が小さな粒子と、二酸化硫黄などの火山ガスが大気中で酸化され二次的に生成した硫酸や硫酸塩の粒子のどちらがPM2.5の増加に寄与しているかは未解明でした。そこで、粒径分布のデータを解析したところ、これらのいずれの寄与も大きいことがわかりました。この結果が、8月7日の沖縄タイムスおよび琉球新報の朝刊、ニュース番組で紹介されました。
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