INTERVIEWER: こんにちは、今日はお話が聞けてうれしいです! まず、先生は水が専門ということですが、どのようなことをされていますか?
濱崎 先生: 文系(社会科学)の視点から、どのように水源を確保し、水質を守り、水を配分するか、また地域コミュニティや人はどのように川や水とつきあえばよいか、そのための政策や制度、しくみについて研究しています。
INTERVIEWER: なるほど、水と政策、地域社会やコミュニティ、人との関係についての研究、ということですね‥‥ところで、ガバナンスとはどのような分野なのでしょうか?
濱崎 先生: 簡単に言えば、水をめぐる利害を調整するための政策や制度について考えたり、関係する主体の間での合意形成のあり方について検討したりする分野です。
INTERVIEWER: 難しそうですね‥‥実際にはどのように研究を進めるのですか?
濱崎 先生: 本や論文、資料など文献を読むだけでなく、大学を出てフィールド調査をよくします。行政や地域の方へのヒアリングや街頭でのアンケート、関係者によるワークショップなど、調査方法は多岐にわたります。
INTERVIEWER: フィールド調査はリアリティがあっておもしろそうですね!先生が研究でよく行かれるフィールドはありますか?
濱崎 先生: 海外ではメコン河流域のカンボジアやタイ、ユーフラテス川流域のトルコです.国内は九州・長崎の河川や琵琶湖・淀川流域です。
INTERVIEWER: 私もぜひ行ってみたいです! 授業についてお聞きしますが、どのようなことを教えていますか?
濱崎 先生: 環境政策やガバナンスについて教えています。水問題だけでなく、再エネや温暖化などについて、政策や合意形成、市民参加などのトピックを取り上げ、アクティブラーニング形式で行っています。
INTERVIEWER: 最後に、ご覧になっている方にメッセージをどうぞ!
濱崎 先生: 水研究は、水そのものだけでなくエネルギーや農業、観光、まちづくりなど多分野にまたがり,面白くやりがいがあります。ぜひ一緒に水問題を考えましょう!