TEACHER / RESEARCH

教員・研究室紹介

TOP
環境倫理学・環境哲学研究室
環境政策

環境倫理学・環境哲学研究室

関 陽子 先生
  • #応用哲学としての環境哲学
  • #環境倫理学

INTERVIEWER: 関先生は何について研究されていますか?
関 先生: 私は人間と自然とのあるべき関係性などについて、思想的に探究しています。 このためにはまず、「人間とは何か」「人間にとって自然とは何か」といった根源的な問いについて考える必要があります。その上で、自然を利用しながら生きる人間の活動が、どのような価値や意味をもつかを探究しています。人間活動が環境危機をもたらしてきたのは確かですが、かといって、人間を否定し人間活動のすべてを停止することもできないからです。

INTERVIEWER: 関先生はどのような授業をご担当されていますか?
関 先生: 「環境哲学」「環境倫理学」「持続可能社会論」などです。基礎的な理論から長崎にちなんだテーマまで、幅広く様々なトピックを取り上げるよう心がけています。また「長崎の獣害対策」というフィールド実習も毎年企画しています。

INTERVIEWER: 教員からみた環境科学部の良い所はどんなところでしょうか?
関 先生: 「環境」には自然環境、生活環境や都市環境、社会・経済的環境、文化的環境などがありますが、環境科学部ではこれらの「環境」について網羅的に勉強することができるところです。 さらに長崎という場所は、それぞれの「環境」のフィールドが近いため、具体的で充実した知識や視点、スキルを身につけることができます。都心の大学では絶対に得ることのできない「本物」がたくさんあります。 また高校の文理選択とは関係なく、自分の関心や得意、将来について吟味しながら、最終的に専門的な研究を行うことができるカリキュラムになっており、最初から専門を固定されることがない点も魅力だと思います。

研究PDF