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学部での学びが土台に
環境保全設計
小園 淳平

学部での学びが土台に

私は現在、東京都にある一般財団法人自然環境研究センターという所に勤めております。弊センターは自然環境保全を推進し、人間と環境の持続可能な関係を構築することを目的とし設立されました。主な事業内容として、自然環境の保全に関する調査研究・政策支援・普及啓発活動があります。その中で私は省庁と専門家の間を繋ぎ、会議運営を補佐する業務に関わっております。

自然環境の保全と言っても「絶滅の危機が迫る種を保全する」「多様な生態系が構築されている場を保全する」「それらを保全するための仕組みを作る」等、業務の内容は多岐にわたります。そのため要求される知識はとても幅広いです。環境科学部においては文理融合学部の名の通り様々な分野について学ぶことができました。そこで得られた環境行政の成り立ちや生態学の基本などの知識は、業務を遂行するための基礎的な土台となっています。その土台の上に大学・大学院(大学院以降は鹿児島大学にて研究)で専門とした分野を乗せ、専門性を発揮しています。
現在進路選択について考えている高校生の中には「何を学べばいいのかわからない」という方もいらっしゃると思います。長崎大学環境科学部においては文理の枠に収まらない多様な講師陣から様々な分野について学ぶことができます。あなたの将来を選択する上で役に立つ学問がそこにあるかもしれません。
(一般財団法人自然環境研究センター研究員、環境保全設計コースを2015年3月に卒業)