環境科学部の特色

文系受験・理系受験の2つを選べます
長崎大学環境科学部は国立大学で初めて設立された文理融合学部です。環境科学のフロンティアとして、従来の文系・理系の枠にとらわれることなく、地球環境問題を総合的に見つめることのできる人材を国際社会へ送り出すことを目指しています。
この趣旨のもと、環境科学部の一般入試と推薦入試では、選抜方法A(文系受験)と選抜方法B(理系受験)が併用されています。この制度により、自分が得意とする科目群での受験が可能となっています。


入学後に教育コース(文・理)の変更が可能です
上記のどちらの選抜方法で入学しても、1年次では全員が文系・理系の両分野にまたがる、環境科学を学ぶうえで基礎となる同じ講義群を履修します。
そして、1年次の年末に「履修コース選択」の機会があり、希望するコースへ進むことができます。

例えば、高校では文系クラスで、選抜方法A(文系受験)で当学部に入学後、1年次の講義等を受けながら自分の学問的興味を見つめ直し、2年次から理系コース(環境保全設計コース)に進むこともできます(勿論、この逆も可能です)。
この制度により、将来の進路選択の幅を大きく広げることが可能です。

よくあるご質問
選抜方法A(文系)で受験し入学しても、理系のコースへ進むことは可能ですか?
可能です。
どちらの選抜方法で受験し入学しても希望するコース(環境政策コース、環境保全設計コース)へ進むことができます。ただし、一方のコースに著しく希望者が偏った場合は、1年次の成績により調整を行う事があります。
高校では文系クラスでしたが、理系科目についていけますか?
しっかり授業を聞き、勉強すれば問題ありません。
理系コースの2年次には、「環境物理学」、「環境化学」および「環境生物学」など、理系の基礎科目を学習する機会があり、ここでしっかり取り組むことにより、理系の基礎的素養を身につけることができます。

高い就職内定率・大学院進学率を誇ります
1.環境科学部生の就職・進学状況について
2024年春の卒業生は、これまで同様に好成績であったと総括できるでしょう。就職内定率は95.7%(2023年春95.2%,2022年春96.4%)でした。
これは長崎大学の平均就職内定率と同程度です。大学院への進学は35名でした。
2.学生の進路決定に向けての積極的な支援体制
環境科学部では教員組織である「就職委員会」と「キャリアプラザ」とが協力しあって、学生の進路決定の支援を積極的に行っています。
3.就職・進路ガイダンスに力を入れています
民間の就職支援会社のスタッフ、企業や官庁の人事・業務担当者を講師として招いての講演、公務員専門学校のスタッフによる講演、あるいは学部教員による大学院進学ガイダンスを行い、学生の進路決定に向けての支援・サポート活動を積極的に行っています。
4.多くの公務員を輩出しています
環境科学部から公務員へは、29名(2023春卒)、32名(2022春卒)、33名(2021春卒)、30名(2020春卒)と例年30名前後が合格しており、高い比率といえます。