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環境保全設計コース

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環境保全設計コース

ABOUT 環境保全設計コースとは

本コースでは、自然および人間生活に関する環境問題、地域から地球規模での環境保全、
国際的な環境対策に取り組める技術者・行政官・研究者などの人材を育成することを目的とします。

環境保全設計コースとは

LECTURE 講義・演習・調査の様子

講義形式の座学

みなさんが入学してから、研究室に配属されるまで受ける講義で最も多い形式は、このような座学でしょう。

これは水中に溶けている成分をどうやって効率よく抽出し、測定しやすい状態にするかについての講義です。学生は、周りの仲間と相談して課題に取り組んでいます。

室内実験

理系に進んだみなさんは、実験や現場調査のスキルを身につけなくてはなりません。

こちらは室内実験の様子です。もっともイメージしやすいガラス器具と溶液を使った化学実験、模擬装置を使った物理実験、微生物や動植物そのものを用いた生物実験などを通じて、計画・操作・データ整理・報告の手法を学びます。 室内実験は現場に比べ、条件を制御しやすいという特徴があります。

室内実験
現場調査(野生生物)

現場調査 (野生生物)

環境学の対象は室内にとどまりません。何ごとも現場で起こっているんだ!というあなた。 これは屋外での野生生物の調査の様子です。現場調査は、季節、天候、海流などに大きく影響を受けます。

さらに、実験室から離れて調査を行うため、より完璧な計画、準備、チームワーク、責任感が要求されます。この経験は、あなたをより大きくするはずです。

現地調査(採水調査)

長崎県には世界ジオパークの一つである島原半島ジオパークがあり、これは日本で初めてのジオパークの一つです。 ジオパークは地学的価値の宝庫であり、保護・保全とともに研究・観光の活性化が求められています。

現地調査(採水調査)

COMMENT 受講体験記

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K.Nさん
保全生態学

Q.講義の内容を教えてください
動植物の保護、生物多様性についてです。パワーポイントを使った講義で、毎回違うテーマが取り上げられていました。

Q.講義の中で印象に残ったことは何ですか?
これまで地球で起こった大量絶滅が、いずれも10万年程度かけて行われていたということです。現在はその1000倍のスピードで絶滅が進行しつつあるそうで、驚きました。

Q.面白かったことは何ですか?
様々な生物種の生態を学べたことです。スライドは生物の画像がたくさん使われていて、毎回興味深く受講することができました。

Q.講義で得た知識をどのように役立てていきたいですか?
多様な環境に適応している希少な動植物種の保護などの活動を理解し、機会があればそれに携わってみたいと思います。

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Y.Kさん
分析化学

Q.講義の内容を教えてください
環境中の化学物質を分析する手法や、それに使用する機器の種類や仕組みについて学びました。

Q.講義の中で印象に残ったことは何ですか?
一言で「分析」と言うと漠然としていますが、対象とする物質やその形態によって機器や手法が違うのです。どの機器もよく考えられた仕組みになっていて興味深いと思いました。

Q.講義で得た知識をどのように役立てていきたいですか?
講義では化学分析の理論だけでなく、実際に分析する時の注意点なども学びました。私は環境分析に関わる職業に興味があるので、将来役立てることのできる講義内容だったと思います。

COACHING 研究室指導の様子

ミニ発表

4年生になると、卒業研究に取り組むようになります。手順や器具を完全に用意されて指導されるトレーニングの実験実習と異なり、自分で手順などを考えて主体的にテーマに取り組まなくてはなりません。

これは、最近1週間の研究の進行の具合を、指導教員と研究室の仲間に説明しているところです。仲間からの質問にもたじろいでいません。既に研究者の卵です。

研究室指導の様子_実験

実験風景

卒業研究では、実験器具、分析装置、ソフトウェアなど、いままで触ったこともないような高度な道具と、実際の試料を用いて研究を進めていくことになります。

トレーニングの実験実習と異なり、研究テーマはまだ未解明の課題に取り組むものであり、その成果は環境改善のために現場で提案できる可能性があります。
皆さんも環境改善のために共にがんばりましょう!

CURRICULUM カリキュラムツリー・
マップ

環境保全設計コースでは、然科学の見地から地球環境の保全に取り組める人材育成のためのカリキュラムが設定されています。
特に、実験科目や卒業研究では、実践的な実験、フィールドワークを通じて応用力を養います。