
環境保全設計学系における教育・研究の内容は、人間を取り巻く自然環境そのものの理解、及び、人間活動に起因する自然環境への様々な影響の認識と対応です。
このため、当学系では、以下の4つの分野を教育・研究の重要な柱と位置づけます。
本分野では、人間活動や自然変動によって変化する地球表層の状態を研究しています。
本分野では、人間活動に起因する自然環境の変化が生態系におよぼす影響を調査・解析しています。
本分野では、人間活動により放出される種々の化学物質などが、人間も含めた生物に与える影響を解析しています。
本分野では、悪化した自然環境の復元と、環境負荷の少ないこれからの環境技術を創造しています。
環境保全設計学系では、これらの観察、調査・観測、解析、予測、対応に相当する一連の分野の教育を行い、環境問題への現場対応能力を有する学生を社会に送り出すこと、及び、当学系における研究の進展を通して、 人間と自然との共生及び循環型社会の実現に資することを理念とします。
人間社会環境学系における教育・研究の内容は、環境問題と人間社会の関係性について理解を深め、持続可能な社会を実現するための方法を探求することです。
このため、当学系では、以下の4つの分野を教育・研究の重要な柱と位置づけます。
本分野では、政策やビジネス、消費者行動などの視点から、環境問題と経済システムの関係を研究しています。
本分野では、人々の暮らしや地域などの視点から、環境問題に係る多面的な自然と人間の関係を研究しています。
本分野では、地域計画、景観計画、生態系サービスなどの視点から、環境を有効活用した計画づくりを研究しています。
本分野では、法律、政治、政策などの視点から、地域・国・国際レベルの環境問題を解決する方法を研究しています。
人間社会環境学系では、以上のような、環境経済・ビジネス分野、環境人間社会分野、環境計画分野、環境法政策分野を中心として多角的な視点から教育を行います。
それにより、人間活動に起因する環境問題への対応能力、問題解決能力、実践力を有する学生を社会に送り出すこと、及び、当学系における研究の進展を通して、人間社会の発展と環境保全が両立できる持続可能な社会の実現に資することを理念とします。