講義形式の座学
1年生は講義を中心に受講し、環境科学に関する基礎知識を勉強します。
環境と聞くと理系のイメージがありますが、環境問題は、もともとは人間の活動から生まれるため、環境問題の原因を探る際に人間社会への理解を無視することができません。
そのため、いわゆる文系的な分野からの環境問題へのアプローチは不可欠となります。
基礎演習
2年生になるとコース分けがありますが、環境政策コースに進んだ学生は、前期と後期で各1つずつゼミ形式で勉強する機会があります。
環境と一口に言っても、環境法、環境経済、環境経営、環境社会学、都市計画、環境倫理など幅が広く、色々な分野にまたがってます。
ゼミへの所属(3年生~)
環境政策コースの3年生は、興味を持った専門のゼミを選択し、卒業論文に向けてゼミで勉強を始めます。
ゼミは原則として4年生と同じゼミに所属します。
現地調査
ゼミでは、卒業研究のために現地調査を行うこともあります。
自然を見どころにした観光(エコツーリズム)の運営には、そこに住む旧来の地域住民、新しく移住してきた地域住民、そして行政の3者が関わります。
現地の声は、現地に足を運んで初めて聞こえてきます。特に、学生の皆さんは実際に現地に足を運び、地域の人々の声に耳を傾けていきます。
【環境政策Ⅰ】
環境政策コース M. S.さん
卒業研究指導
(ゼミのひととき)
4年生になると、卒業論文の提出向け研究を進めます。
研究するテーマによって様々ですがデータの収集と研究室での分析などを行います。
卒業研究指導
(卒業論文発表会)
卒業論文を提出した後は、卒業論文の内容をプレゼンテーションする機会があります。
4年間の集大成を発表する良い機会です。
環境経済学
昔 宣希 准教授
環境汚染は、時間や空間を越えて、自然生態系及び人間社会へ影響を与えます。私の研究室では、気候変動を緩和しながら経済成長を実現する政策シナリオを作成し、それをもとに長期的に東アジアの経済と環境にどのような影響を与えるのか、環境経済学の視点から分析しています。また、シナリオに示された経済と環境政策の実現のために重要となる企業の炭素ゼロ戦略や環境にやさしい経営についても研究しています。
環境ガバナンス論・水資源管理政策論
濱崎 宏則 准教授
限りある水資源をできるだけ公平に効率的に使えるようにする社会のしくみについて、国内外をフィールドに研究しています。 水は、飲用などの生活用水だけでなく、食糧生産や経済活動にも利用される、もっとも競合しやすい資源のひとつです。 水に対するさまざまなニーズを調整し、水をめぐる紛争や対立を防ぐような合意形成や意思決定、政策形成のあり方を、日本国内だけでなくカンボジアやトルコなど、さまざまな事例研究を通じて模索しています。
観光学
深見 聡 准教授
自然を見どころにした観光業は世界の各地にあります。このような観光業では、観光を通して自然環境を知りその保全を進めようというのが、本来の意図なのですが、観光の部分が大きくなると、現地への負荷がかかり過ぎることがあります。 そして逆に自然を劣化させてしまうというジレンマに陥ることがあります。私は、自然環境やそれに関わる人間環境の観光に対する利用適正化について、フィールドワークを通して研究しています。
環境社会学
黒田 暁 准教授
環境破壊や自然災害から引き起こされる問題は、自然と人間の関係がこじれたときのみに起こるわけではありません。 問題の現場に身を置いてみると、環境をめぐって異なる立場や考えを持った人々の当事者間で問題が起きているのだと気づかされます。 私は個々の当事者が持つ考えが、どのようにしてもたらされたのか、そこでは何が"よい環境"とされているのか、について社会学の視点から分析を行っています。 現場に潜む問題を自ら見つけ出し、解明する力を身につけましょう。
らでぃっしゅぼーや(株)
佐貫さん
長崎労働局
行徳さん
長崎市役所
岩永さん