学部紹介

学部長から入学希望の皆さんへのメッセージ

 

環境の世紀です

私達は過去、四大公害をはじめとして切実な環境問題を目の当りにしてきました。この経験から、産業の発展だけを優先させて生きていくことはできないと誰もが認識しているところです。 環境汚染、天然資源の枯渇、また人口の激増により環境問題はますます深刻度を増しています。さらには、人類を含め生物はその多様性とともに絶妙なバランスで成り立っていることから、環境問題は地球上全ての生物の問題であることを私達すべての人間が理解しなければなりません。

環境がビジネスになりつつあります

このような状況下で、過去から発展してきたモノを作る産業と同様に、環境を保全する業務自体も大きな産業として発展を続けています。環境保全は大きなビジネスなのです。 太陽光発電などの自然エネルギーの拡大などが想像しやすいでしょう。最近では、二酸化炭素などの温室効果ガスの発生量を、森林保護・クリーンエネルギー事業などによって相殺するカーボン・オフセットの仕組み自体を専門にする業種も増えてきています。 このように、環境自体が仕事の対象となる時代となっています。

講義と就職先は?

当学部では、環境問題への現場対応能力を身につけた学生を社会に送り出すこと、人間と自然との共生及び循環型社会の実現に貢献することを理念としています。 このため、環境の観察、調査、解析、予測、対応に相当する一連の分野の教育を行っています。
当学部で学んだ学生は、どのような業種に就職しているのでしょうか。皆さんの先輩たちが就職した、環境関連の業種の一例を紹介します。

●環境を調査し評価と保全計画を立てる、環境調査業・コンサルタント業
●環境保全に関する設備や施設を製造する、設備製造業・プラントメーカー
●環境保全に係わる施策決定を行う、自治体(公務員)

その他、環境保全を主力としていない企業にも、当学部の学習により培った問題解決能力を発揮し活躍している卒業生を多数、輩出しています。

高い就職率

当学部では、例年高い就職率を達成しており、最近の5年間では、97.8%(平成30年度)、97.8%(令和元年度)、92.9%(令和2年度)、96.4%(令和3年度)、95.2%(令和4年度)となっております。 このような高い就職率は、就職ガイダンスを頻繁に開催するなど、積極的な就職活動支援の成果であり、当学部の大きな特徴の一つと言えるでしょう。

若い教員とともに環境科学が充実しつつあります

環境科学部は平成9年の設立以来、学部運営の基礎固めを行いました。その後も順次、新しい教員を採用し、現在では環境分野のエキスパートがそろっています。 そのため、様々な視点から環境問題を学ぶことができる体制が整っています。

研究成果が環境保全に結びついています

学部生は各教員の研究室に所属し、卒業研究を行うことになります。各研究室から、環境保全に結びつく研究成果が数多く得られています

●生物多様性の主流化への貢献
政府の「生物多様性国家戦略」作成に参画、人々の生活や企業活動の中で生物多様性の価値を適切に位置づけるための経済的意義づけ
●砂漠化防止への貢献
植物にとって必須元素である鉄が欠乏する環境(中性~アルカリ性土壌)に耐性を示す植物を発見、その機構を解明中
●レアメタル回収技術への貢献
微生物の力を活用し、塩分が多い厳しい条件下でも排水からレアメタルを回収する技術開発に成功

以上はインパクトのある研究成果の一例です。また、インパクトがある成果になる一歩手前の卵がたくさんあります。この卵がかえるには皆さんの協力が必要です。ぜひ、一緒にやってみませんか。

あなたも環境科学部で学び、環境保全を担う仲間になりませんか

環境保全が大きなビジネスとなった現在、あなたも一躍、活躍のチャンスがあります。あなたも、研究・就職で実績ある環境科学部で学び、環境保全を担う仲間になりませんか

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